
世界での感染者が2万600人超と新型コロナウイルスの勢いが止まらない!
中国本土以外でも死者が出ていますね。
マカオでは新型コロナウイルス拡大を懸念して、カジノ業者に半月間の営業停止を求めています。
そもそもなぜ?
新型コロナウイルスが発生したのか?
発生原因と感染経路を調べました。
新型コロナウイルスを知ることは感染予防にもつながりますので、是非参考してください。
目次
新型コロナウイルス感染者拡大!原因と感染経路
東京都感染症情報センターによると
感染源は、現在調査中です。
今わかっていることは中国武漢市の市場から始まっているのではないかという事。
中国武漢市の市場関係者から多数の患者が報告されており、野生動物の可能性などが高いと考えられています。
新型コロナウイルスの発生地域、中国武漢ってどんなところ?
日本の人口1億2千万人
中国の人口13億8千万人
コロナ発祥の地 湖北省の武漢市は中国の中部に位置
面積8569.15㎢(広島県8478.52 ㎢)
人口1千万人(東京1千3百万人)
武漢市の感染者数は現在1万人超
感染源は野生動物と見られている
武漢華南海鮮市場にはネズミやウサギなどのジビエを扱っていた pic.twitter.com/SZTj8M2F7q— トモヒロ (@tomo_miiverse) February 6, 2020
昨年12月以降、新型コロナウイルス感染症の発生が確認された中華人民共和国湖北省武漢市ですが、武漢ってどんなところなんでしょうか?
色々と見てみると凄い食文化を持っていることがわかりました。
武漢市は中国の中部、湖北省の東部に位置する都市です。
皆さんご存知の中国で有名な河川長江の中流域にある唯一のメガシティとなっています。
市の総面積は8569k㎡で広島県が8480k㎡なので広島県と同じくらいの大きさです。
そして、人口は1089.29万人です。
2003年にはSARSに関するスクープ記事も出すなど、世界的な高評価を受ける「財新メディア」。財新の取材班は今回の新型肺炎においても武漢から現地リポートを連発しています。東洋経済オンラインでは今後タイムリーに、財新の注目記事を掲載していきます。#東洋経済オンラインhttps://t.co/pMfVR3QSkg
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) February 4, 2020
武漢の食文化は凄い!?野生動物が・・・
国によって食文化は本当に様々ですが、中国の湖北省武漢は凄いですね。
武漢の市場では野生動物を生きたまま売っていているんです。
武漢海鮮市場の牧畜・野獣肉の価格表訳してやったぞ。 pic.twitter.com/oW6wRhI3gr
— しぅーしぃ (@xiushi612) January 30, 2020
その種類はたくさんあって、犬や野生の狼、猫、二ホンジカ、キツネ、驚くことにコアラまで売られていました。
中国では省政府からの許可を取得すれば、商業目的で野生動物を飼育繁殖することが許されています。
驚きの文化ですね。
新型コロナウイルスの感染源と原因
新型コロナウイルスの感染源と原因はなんでしょうか?
以前、猛威を振るったSARSやMERSは動物が発生源でした。
宿主動物は
SARSはキクガシラコウモリ(中国南部)
MERSはヒトコブラクダ(中東、アフリカ)
武漢の市場 pic.twitter.com/9V6NNg4Y8g
— changying (@jOorNdt0D7YaZYy) January 30, 2020
新型コロナウイルスの発生源は野生のタケネズミやアナグマなどにあると推測されていて、野生動物を通じて人に感染したのではと言われています。
これとに似たようなケースが過去にあります。
アフリカで流行したエボラウイルスです。
これはアフリカの自然の中で生息する野生動物を食した結果、起きたできごとと同じなんです。
何でもかんでも食べるというのはやはり、リスクがありますよね。
今回もSARSやMARSと同じく感染源は野生動物からとなりそうですね。
新型コロナウイルスはどうやってうつるの?感染経路
新型コロナウイルス感染症の現状からは、中国国内ではヒトからヒトへの感染は認められるものの、我が国において、現在、流行が認められている状況ではありません。
コロナウイルスは咳、飛沫、接触
SARSは咳、飛沫、接触、便
MERSは咳、飛沫、接触
コロナウイルスは人から人に感染することが判明しています。
新型コロナウイルス感染症の現状からは、中国国内ではヒトからヒトへの感染は認められるものの、我が国において、現在、流行が認められている状況ではありません。
私たちにできることは、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。
感染症対策に努めていくしかないですね。
感染経路は、現在調査中ですが、患者と濃厚に接触することによる飛沫感染、ウイルスに汚染された環境にふれることによる接触感染が考えられています。
ヒトからヒトへの感染は認められるものの、感染の程度は明らかではありません。
コロナウイルスはこちらのサイト(https://kokokininaru.com/archives/147)
でも紹介していますが、発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。
色々と情報はありますが、コロナウイルスの感染源は不明(国立感染症研究所1月28日現在)とされています。
えっ!まだわからないの?
って思うかもしれませんが、究明には時間がどうしてもかかるんです。
感染源が何なのかはまだわからないので不安はあると思いますが、予防をしながら情報を待ちましょう。
SARSとMERSの場合の感染源
2002年に中国広東省で発生し、2002年11月から2003年7月の間に30を超える国や地域に拡大した。
SARS-CoVは、コウモリのコロナウイルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こすようになったと考えられています。
2003年12月時点のWHOの報告によると疑い例を含むSARS患者は8,069人、うち775人が重症の肺炎で死亡した(致命率9.6%)。
当初、この病気の感染源としてハクビシンが疑われていましたが、今ではキクガシラコウモリが自然宿主であると考えられています。
雲南省での調査では、SARS-CoVとよく似たウイルスが、今でもキクガシラコウモリに感染していることが確認されています。
ヒトからヒトへの伝播は市中において咳や飛沫を介して起こり、感染者の中には一人から十数人に感染を広げる「スーパースプレッダー」が見られました。
また、医療従事者への感染も頻繁に見られました。
死亡した人の多くは高齢者や、心臓病、糖尿病等の基礎疾患を前もって患っていた人でありました。
子どもには殆ど感染せず、感染した例では軽症の呼吸器症状を示すのみで留まりました。
2015年に韓国の病院で起こった感染拡大では、中東帰りの1人の感染者から186人へ伝播したMERS-CoVは、ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスでした。
MERSは種の壁を超えてヒトに感染すると重症肺炎を引き起こすと考えられています。
最初のMERS-CoVの感染による患者は、2012年にサウジアラビアで発見されました。
これまでに27カ国で2,494人の感染者がWHOへ報告され(2019年11月30日時点)、そのうち858人が死亡しています(致命率34.4%)
新型コロナウイルス感染者が拡大!発生原因と感染経路のまとめ
2020年2月1日現在では
中国全土(湖北省以外)で感染者は4,737人
湖北省(武漢市以外)3,988人
武漢市では3,215人
中国全土(湖北省以外)で死亡者は10人
湖北省(武漢市以外)57人
武漢市では192人
武漢市での流行から時間差があり世界中に広がっていること、そして新型コロナウイルス感染症は発症から1週間以上経過してから重症化することがあることから、今後中国以外でも死亡者が出る可能性は高いと言われています。
私たちにできるのは未知の感染症が広がることに不安を覚えるのは当然ですが、
新型コロナウイルス感染症のリスクを正しく評価し、正しく恐れることが大事です。
現状を正しく認識し、こまめな手洗い、咳エチケットといった普段から個々人ができる感染予防をより丁寧に行っていきましょう。
死亡した患者は高血圧や糖尿病、それに心臓や血管の病気といった免疫を低下させるような持病があった人が多かったという事ですから、特に持病が無い人は予防に努めればとりあえずは防げそうですね。